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更新日:2024/05/11
夜の世界で孤立・困窮する女性たちの支援に関わりたい学生・社会人募集!
特定非営利活動法人風テラスこの募集の受入法人「特定非営利活動法人風テラス」をフォローして、
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基本情報
2024年度の学生インターン(大学生・院生・法科大学院生)、プロボノ(社会人・専門職のボランティア)の募集を行っています。「夜の世界の課題解決に関わりたい」という方からのご応募、お待ちしています!
活動テーマ | |
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活動場所 |
業務は原則として全てリモートワークになるため、全国からご応募可能です。海外から参画中のメンバーもおります。 |
必要経費 |
無料 |
所属期間/頻度 |
活動頻度:週2~3回 週1〜2日以上、6ヶ月以上。9〜21時頃の間で応相談。 |
注目ポイント |
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募集対象 |
・風テラスの活動方針に共感する方 |
募集人数 |
5名 |
スキル | |
特徴 |
募集詳細
私たちは、『だれもが「今日の安心」と「明日の選択肢」を得られる社会』の実現を目指して、性風俗の世界で働く人たちが仕事のことを隠さずに、今抱えている悩みを安心して相談できる機会をつくるために活動しているNPOです。
性風俗や売春といった「夜の世界」は、失業や生活困窮、病気や障害、家庭の事情などで、仕事や居場所を見つけることができず困難を抱えた人々が集まりやすい場所の一つになっています。
しかし、性風俗の世界は、慈善事業でも生活困窮者のセーフティネットでもなく、あくまで「ビジネス」です。そのため、高収入を稼ぎだせる人がいる一方で、中には、最低限の生活や権利を保障されない人が存在する現実があります。
さらに、性風俗で働く・働いていたということが足かせとなり、家族や友人からも孤立して、公的支援にもつながれずに、困難を深める人も少なくありません。
このように性風俗の世界に足を踏み入れたことで、孤立してしまう人を一人でもなくしたいという思いから、私たちは「夜の世界で生きる人たちの『今』を受け止め、『次』につなげる」というミッションを掲げ、性風俗で働く人々の無料の生活・法律相談窓口を運営しています。
困難が重なり合っているケースでは、弁護士とソーシャルワーカーが協働して初期の段階からサポートに入ります。
喫緊の先送りできない問題(たとえば、家賃滞納や借金など)を弁護士がサポートし、生活環境の改善や医療アクセス、地域社会からの孤立など福祉的なサポートをソーシャルワーカーが担うことで、山積した悩みの中で動けなくなった当事者に寄り添いながら解決の糸口を探す、一人一人の道を照らす活動を続けています。
相談員は、対面や電話をはじめ、SNSチャットも活用して、不安を抱える当事者の「ありのままの気持ち」を受けとめることを大切にしています。「どんなことでも話していい」という安心できる経験を重ねることで、人への信頼や社会につながる力を取り戻していく人々の姿が、私たちの励みにもなっています。
ただ、「誰に相談してよいかわからない」「風俗で働いた自分が悪い」と、相談にたどり着けない人も多くいます。格差が広がる社会情勢の中で、毎年、性風俗業界の従事者人口は増加しており、特に若年層が様々な形で夜の世界には入ってくる中で、新たなリスク、新たな困難が生まれています。
また、社会の側が、夜の世界や性風俗で働く人に対して、特別な価値観を持っていたり、特別視するのではないかという疑心暗鬼の中で、相談者自身が立ち止まってしまうという場面も少なくありません。
そこで、これらの課題解決に向けて、「情報発信」や「啓発活動」にも注力しています。
「情報発信」では、一人でも多くの性風俗で働く方に私たちの窓口の存在や適切な情報を伝えるため、当事者向けのマンガやコラム、SNS投稿などを精力的に行っています。「啓発活動」では、性風俗の世界で困窮する方々について理解を広げる研修やイベントなどを毎月のように展開しています。
そして、誰もが相談につながるためのすべての事業の原資は、寄付であり、資金調達(ファンドレイジング)は、私たちの最も重要な仕事の一つです。
相談対応する相談員だけでなく、風テラスに関わるすべてのメンバー、すべての仕事が、性風俗の世界で困窮する人々を支え、明日への希望と選択肢が持てる社会づくりに寄与しています。
私たちと共に歩んでくださる方のご応募をお待ちしています。
体験談・雰囲気
このボランティアの体験談
(Aさん・女性・2022年度インターン)
私が風テラスのインターンを始めたきっかけは、友人から「風俗で働いている」と告白された経験があったことです。誤解を恐れずに言うなら、その告白から友人へのイメージは大きく変わりました。うまく言えませんが、今まで自分と「同じ」だと思っていた人が、とてつもなく「違う」人に見えました。
自分の認識の急激な変化に戸惑いました。私は、性風俗で働く人のことをもっと知って、自分の「偏見」に向き合う必要があると思い、インターンに応募しました。
「自分の人生に複数の選択肢を持てること、人に悩みを相談できること、数十年後の将来を考えることができること」
風テラスの相談支援に入る度に自分が当たり前だと信じていたものが全くそうではなかったのだと痛感します。風テラスのソーシャルワーカーさんが以前「社会の色眼鏡を1番感じてるのは、彼女たち本人だ」とおっしゃっていました。風テラスの相談に来られる方の中には、相談することに対して申し訳なさそうに振る舞う方が多いです。
「誰かに自分が困っていることを相談できる」
みんなができていいことなのに、なぜ「申し訳ない」と思わなくてはいけないのでしょうか。風テラスでは、一人の相談者さんの人生の岐路に立っています。ひとりひとりにどのように向き合えるのか、その背後にある社会の偏見にどう立ち向かうのか、日々勉強させていただいています。
特徴 | |
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雰囲気 |
法人情報
法人格 |
NPO法人 |
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風テラスの法人活動理念
★私たちのビジョン(目指している社会)
だれもが「今日の安心」と「明日の選択肢」を得られる社会
★私たちのミッション(ビジョンを実現するためにやるべきこと)
夜の世界で生きる人の「今」を受け止め、「次」につなげる
私たちは、風俗をはじめとした夜の世界で生きる人たちが、現在抱えている悩みや困難を、仕事のことを隠さずに、安心して相談できる機会をつくることを目的にしています。
風テラスでは、2015年に東京・鶯谷で相談会を開始して以降、これまでに延べ10,000人以上の相談を受け付けています。風俗の世界には、生活困窮や多重債務、精神疾患、DV・盗撮・性暴力被害などの課題に直面しているものの、誰にも・どこにも相談できないまま、孤立してしまう女性が少なくありません。
夜の世界で孤立・困窮している女性たちとつながり、彼女たちの「今」=不安や悩みを共感的に受け止め、「次」につなげる=必要な支援や社会資源につなぎ、居場所や出番を見つけるお手伝いをすることを通して、どのような立場や環境に置かれていても、だれもが「今日の安心」と「明日の選択肢」を得られる社会の実現を目指しています。
風テラスの法人活動内容
風俗の世界は、社会課題の集積地です。貧困・格差・性暴力・性感染症・盗撮・DV・離婚・障害・病気・ネットの誹謗中傷・社会的な偏見など、多くの人にとって見えない問題・見たくない問題が凝縮されています。
昼の世界からは見えない現場ではたらく当事者の不安と悩みに寄り添いながら、それらの背景にある社会課題を分析・言語化し、解決のための仕組みを作り出すこと。これが、私たち風テラスのミッションです。
風俗の世界は、たくさんの「解かれるべき問い」と「解決されるべき課題」に満ちています。この世界との関わりを通して、性と社会に関する問いや課題に立ち向かいたい、と考えているあなた。ぜひ、私たちの仲間=支援者・応援者として、風テラスの活動に参加してください。あなたのご参加、お待ちしています!