ボランティア参加者が1.8倍!新しい分野の方が多数参加 動画活用など自由度の高い募集ページが魅力

認定NPO法人 日本ファンドレイジング協会

職員数(非常勤スタッフ含む)

10名

取り組んでいる社会課題・活動内容

寄付・社会的投資が進む社会の実現を目指し、2009年に設立。ファンドレイジングの資格制度の他、設立10年目を迎え、今後はNPO業界のさまざまなチャレンジを応援する活動も計画している。

課題
  • 活動時間が長く、活動内容も多岐にわたるため、ボランティア参加要件が厳しい。
  • ボランティア募集人数を増やしたので、新たなボランティア参加者が必要。
  • 応募者に活動内容やカンファレンスの意義を理解してもらうため試行錯誤。
効果
  • 目標100名に対し応募者130名、うち約半数をactivo経由で獲得。
  • 動画や基礎知識の説明などを使い、より踏み込んだ内容の募集ページを作成できた。
  • 大学生やNPO関係者以外からの応募が増え、幅が広がった。

アジア最大のカンファレンス 運営ボランティア募集は毎年苦戦

まず、日本ファンドレイジング協会様の活動について教えてください。

細貝さん:当協会の主な事業は、NPOの資金調達=ファンドレイジングのプロフェッショナル(ファンドレイザー)の育成です。ファンドレイジングを基礎から学びたい方向けのイベントや研修のほか、即戦力として活躍できるファンドレイザーを養成する日本で唯一のファンドレイジング専門スクールも開講し、認定ファンドレイザー資格の認定・発行も行っています。世界各国のファンドレイジングに通じる基本的なノウハウやトレンドをふまえ、日本の文化や現状に合うようにカスタマイズしてお伝えしています。

ファンドレイジングに関する大規模なカンファレンスも開催されていますが、どのような内容なのでしょうか?

細貝さん:「ファンドレイジング・日本(FRJ)」は、全国のファンドレイジングの成功事例・実践事例を紹介するカンファレンスで、年1回開催しています。2019年は約130名の登壇者による70程度のセッション(分科会)を2日間に渡って行いました。

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撮影:浅野里美

ファンドレイジングのカンファレンスとしては、日本だけでなくアジアでも最大規模で、2019年は過去最高の1,674名にご参加いただきました。NPOでファンドレイジングの実務を担当されている方のほか、近年はこれからファンドレイジングを学びたいという方も多いです。企業のCSR部門の寄付・基金の担当者、国からの交付金削減を背景に新たな財源の確保を模索している大学職員、ふるさと納税に関わっている自治体職員など、幅広い分野の方にご参加いただいています。


撮影:浅野里美

カンファレンスの運営には毎年70〜80名程度のボランティアを募集して、セッションの会場準備や資料配布など登壇者のサポート業務をお願いしています。ボランティア参加をきっかけにファンドレイジングを学び始める方、次のカンファレンスに協賛してくださる方、継続的に協会のボランティアやパート・アルバイトとして関わってくださる方もいます。実は、私自身もボランティアに参加した縁から常勤スタッフになりました。

運営ボランティアの募集にはどのような課題がありましたか?

細貝さん:ボランティア募集は毎年苦戦しています。例年、募集目標が70〜80名と多いことと、イベントの性質上、活動が長時間で活動内容も多岐にわたることが主な要因です。主な募集ツールは、当協会のWebサイトやボランティア募集の掲示板、外部のポータルサイトです。当協会と日頃からお付き合いのある先生方から学生に声をかけていただいたりもしていました。なんとか70名程度の応募が集まっても、実際には参加されない方もいて、去年までは実質50名程度で運営していました。
また、このボランティアが当協会との初めての接点となる方が多いので、私たちの活動への理解、カンファレンスの意義や位置づけについてどのように理解度を高めるかは、毎年試行錯誤しています。


撮影:浅野里美

募集ページで動画を活用 従来より踏み込んだ内容に

2019年9月に開催されたFRJでは、運営ボランティアの募集に初めてactivoを導入されました。導入の理由について教えてください

細貝さん:今回はactivoから協賛をいただいたことをきっかけに、従来は当協会内の限られた知見で行っていたボランティア募集に外部の視点を取り入れてみたいという思いで導入しました。activoは国内最大のボランティア募集のプラットフォームなので、募集ページの作り方などに適切なコンサルティングが得られそうだと期待していました。
とはいえ初めて使うツールなので、どれくらい集まるのかは未知数で不安もありましたね。特に今回からは、ボランティア募集人数を100名に引き上げていましたから。

募集ページはスムーズに作成できましたか?

細貝さん:これまで使ってきたボランティア募集の掲示板とは仕様が異なる部分があったのですが、使いながら慣れていきました。わからない部分はactivoの方に質問すればすぐにご回答いただけました。

従来の募集ツールと比べて良かったのはどんな点ですか?

細貝さん:まず、YouTubeの動画を埋め込める点です。当協会は過去のFRJの様子や参加者の声などをまとめた紹介動画を制作していたのですが、それをactivoの募集ページでも活用できました。また、文字の色や太さを変更できるなどブログのようにカスタマイズの自由度が高いのも魅力でした。
ページ作成当初はこれらの機能があることに気づいていなかったのですが、activoからアドバイスを受けてより視覚的にアピールできるページになったと思います。

今回は例年よりも多い100名を集めることが目標でしたが、募集ページ作りで工夫した点はありますか?

細貝さん:「ファンドレイジング」という言葉をまだ知らない方々にも興味を持っていただけるように、ご協賛いただいていたご縁もありactivoの方と相談させていただいただき試行錯誤しました。具体的には、紹介動画以外にも参加者の声を掲載してカンファレンスの価値や雰囲気が詳しく伝わるようにしたり、ファンドレイジングという言葉をわかりやすく紹介する文章を加えたりしています。


撮影:浅野里美

他の募集ツールでは文字数制限のため内容を削ぎ落とすことが多いのですが、activoでは応募してほしい人をイメージして、伝えたい情報をたくさん盛り込むことができました。

高い目標の応募人数を達成 広報力UPオプションで大きな手応え

activoでボランティアを募集して、どのような成果がありましたか?

細貝さん:目標の100名に対し、既存のツールも含めて全体で130名程度の応募を集めることができました。このうちactivoでは、6月下旬~8月中旬の2ヶ月弱に63名の応募がありました。応募総数の約半分が新規に導入したactivo経由という結果です。特に、ユーザーに注目されやすくなる「広報力UPオプション」を利用した直後は、応募数がぐっと伸びました。

今回は通常の募集と並行して、activo会員様向けのメルマガを使った募集も試験的にご利用いただきました。その反響はいかがでしたか?

細貝さん:募集終了まで残り10日ほどになった頃、目標達成に向けてラストスパートに入るタイミングで、首都圏在住の約40,000名に配信されるメルマガで告知させていただきました。これが最後のひと押しになって、目標達成の力になりましたね。あくまで試験的な実施だそうですが、利用できてよかったです。

導入後、ボランティア募集の課題に変化はありましたか?

細貝さん:例年より多い募集人数を達成できたのはもちろんのこと、人数が集まったことで一人ひとりの活動時間に余裕が生まれました。ボランティア活動だけでなく、カンファレンスの中身もじっくり体験して、当協会の取り組みを詳しく知ってもらえたと思います。

最後に、activoを利用した感想をお願いします。

細貝さん:NPO以外のさまざまな分野からの参加者が増えたことを実感しており、大学生の方など若い方々にも参加していただくことができ、拡がりを感じています。

※原稿内の情報は2019年10月現在です。

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