広報力UPオプションで応募数が約3倍に 求人媒体の中で採用単価が最も安く費用対効果を実感
株式会社キズキ/NPO法人キズキ
従業員数
取り組んでいる社会課題・活動内容
「何度でもやり直せる社会」をビジョンに掲げ、不登校・引きこもり・中退などを経験した人などに学び直しの機会を提供する事業「キズキ共育塾」を展開。2011年に創業し、現在は社会課題にビジネスの拡大を通じてアプローチする株式会社キズキと、政策面からアプローチするNPO法人キズキの二法人体制で運営。
株式会社キズキ:https://kizuki-corp.com/
- 「キズキ共育塾」の新校舎開校に伴い、講師(アルバイト・ボランティア)の数を増やす必要があった
- 応募がきても、理念を共有して生徒さんに伴走できる人材と出会えることが少なかった
- 講師採用の費用はなるべく抑え、予算を生徒さんへの還元に振り向けたい
- 首都圏以外で初開校となる大阪を皮切りに、すべての校舎で応募数が増加
- 社会貢献や学習支援に関心が高く、事業内容と相性が良い人材を獲得
- 他の求人媒体と比べて、応募・採用単価が最も安い
新規開校に向けて講師確保が急務なのに 求める人物像と応募者にズレ
まず、キズキ様の活動について教えてください。
才津さん:主軸は「キズキ共育塾」という個別指導塾で、さまざまな事情で学校に通えなかったけれどもう一度勉強したいという方を対象に、大学受験対策を中心にマンツーマンで指導しています。東京・神奈川に6校舎、大阪に1校舎を開校していて、2011年のスタート以降、累積生徒数は1,500名以上となっています。
このほか、うつ病の経験者や発達障害を持つ社会人の方向けのビジネススクール「キズキビジネスカレッジ」を運営しているほか、市区町村と連携して生活困窮者世帯の子どもたちを対象にした学習支援や無料塾などの公民連携事業にも取り組んでいます。
キズキ共育塾講師をアルバイト、ボランティアの両方で募集されていますが、どのような違いがありますか?
才津さん:募集要項や仕事内容は同じですが、社会人の方から「勤務先などの関係でアルバイトはできないが、支援には何らかの形で携わっていきたい」というニーズもあるので、その場合はボランティアとして参画していただいている場合があります。
activo導入前、アルバイト募集ではどのような課題がありましたか?
才津さん:校舎数の増加に伴い、講師の数を増やす必要が出てきました。自社サイトでの募集だけでは間に合わなくなったので、教育系のアルバイト求人サイトなどを利用してみたんです。でも、私たちが求める人物像と応募者にズレが生じていて、なかなか相性のあう講師が見つからないのが悩みでした。
キズキ共育塾は、さまざまな事情を抱えた生徒さんが集まっていますし、ただ成績を上げるのではなく生徒さんが学習に自発的に取り組んでいけるよう、メンタル面もサポートしていく場所です。そのため講師採用では、指導レベルだけでなく、生徒さんに寄り添う姿勢を重視しています。「困難を経験した方の力になりたい」「学習支援を経験して自分も学び成長したい」「自分の経験を活かして役に立ちたい」という方を求めていました。
鈴木さん:そういった講師を採用しようにも、応募総数が少なかったり、指導力のみを重視した求人サイトだったりすると、私たちの方針と親和性の高い方に出会いにくいんです。また、指導スタイルは必ず1対1なので、「生徒さんと伴走したい」という強い気持ちがないと仕事が続かない、という難しさもあります。
才津さん:最近は塾講師というジャンル自体に若い世代が集まりにくくなっているようにも感じます。決まった曜日・時間に働くよりも、自分の都合にあわせてフレキシブルに働きたいという人が増えているのではないでしょうか。
ボランティア募集ではどのような課題がありましたか?
才津さん:募集に適した媒体が非常に少なかったです。ボランティア募集サイトはそもそも数が限られていますし、情報を掲載するだけでなく応募までの導線があるサイトやPV数が高いサイトとなると、かなり絞られます。
募集ページを自分たちで作れる すぐに募集開始できるスピード感が魅力
activoを導入したきっかけについて教えてください。
才津さん:2017年に首都圏以外で初となる大阪校を開校することになり、新しいエリアでどうやって講師を集めるか検討していたのですが、同じ関西で大規模に活動を展開している教育系のNPOがactivoを導入していると弊塾のスタッフが知って興味を持ったのがきっかけです。
導入の決め手は、料金の手頃さと、募集ページを自分たちで作成できることでした。他の求人媒体を利用すると誌面・ページの作成に2週間程度かかることもありますが、activoなら今日ページを作って明日から募集を始めることも可能で、実際に公民連携事業などで急遽求人を行う必要が生じたときも、そのように活用しています。
応募者を多く獲得するために、どんな工夫をしていますか?
才津さん:応募者の数以上に、業務との親和性、相性を重視しているので、キズキの設立理念、代表のメッセージ、仕事内容、講師や生徒さんの声などをボリュームたっぷりで紹介しています。これらは自社サイトにも掲載している内容ですが、募集ページからリンクを開くひと手間を加えるとそこで離脱が起こる可能性が高くなります。activoの募集ページは文章をたくさん掲載できるので、画面のスクロールだけで完結するのがいいですね。
実際に運用してみて、使い勝手はいかがですか?
辻井さん:応募者の情報がメールで送られてくるので、逐一ログインして応募状況を確認しなくていいのは便利です。メールソフトで検索すればすぐに情報が見つかり、効率的です。特に教務担当は生徒さんや講師への対応で忙しいことも多いので、簡単に対応できるメールのほうが好都合です。
講師の数を確保して質も向上 そのうえ採用単価が最も安い
activoで講師を募集して、どんな変化がありましたか?
才津さん:まず、どの校舎も応募者がしっかり集まるようになりました。activoからの応募・問い合わせ総数は、2018年が144名、2019年(9月現在)が254名で、このうち2019年は9月までに約50名を採用しています。
特にプレミアムプランの広報力UPオプションを使い始めてから、応募の伸びが顕著です。初めて使った月は前年同月の約3倍の応募が集まり、このうち半数程度が広報力UPオプションの効果(トップページの「注目ボランティア」、検索結果ページでの最上位表示など)でした。自社サイト以外の募集媒体としてはactivoからの採用数が最も多く、activoの応募者は約4名中1名の割合で採用できています。
数だけでなく質も課題でしたが、その点はいかがですか?
辻井さん:応募者の質も変化して、「将来は教育関係の仕事をしたいので、いろんな生徒さんと触れ合いたい」「大学で学んだことを活かして指導に携わってみたい」といった意識の高い方が増えたと感じます。
才津さん:「社会貢献したいけど、どうすればいいかわからない」「学習支援に興味はあったが、キズキの事は知らなかった」という方が、activoで私たちを知って応募してくださるようになりました。もともとキズキを知っていた方は自社サイトから応募される傾向ですが、activoは社会貢献に関心が高い方に広く知っていただける場になっています。また、activoはアルバイトとボランティアを同じサイトで募集しているので、副業禁止で求人媒体は見ない方にもリーチできています。
鈴木さん:キズキに集まる講師の年代、経験、バックグラウンドはさまざまで、支援や指導についてお互いに情報交換して切磋琢磨する環境も育まれてくるようになりました。講師の数が増え多様性が増したことで、生徒さんが求める講師をマッチングできる機会も以前より増え、学び直しの機会も広まっているのではないでしょうか。
コスト面についてはいかがですか?
才津さん:activoは費用対効果がとても高いです。私たちはactivo以外に主婦向け求人媒体と契約しているほか、大手求人媒体もスポットで利用していますし、自社サイトも広告を打っていますが、応募・採用単価がダントツに安いのはactivoです。
activoの導入は、キズキ様の事業規模の拡大にも役立っていますか?
才津さん:2020年夏までに新たに3校舎増やす計画があるのですが、「activoで募集すれば講師を確保できる」という見通しが立つので、事業拡大にプラスになっています。また、activoで講師募集を見た人に、キズキという会社そのものやサービス内容に関する認知も拡大していると感じます。
今後もactivoをご利用いただけますか?
鈴木さん:はい。校舎と生徒さんがどんどん増えているので、新しい講師を常に求めています。特に理系の講師が少ないのでもっと集めていきたいです。
辻井さん:今後ともいろんなタイプの講師を集めて、生徒さんとのマッチングの幅を広げたいです。
才津さん: 今までは講師募集のみですが、将来的には他の事業に必要なスタッフさんもactivoで募集するなど、横展開も考えられると思います。
※原稿内の情報は2019年9月現在です。