【草はらの日】光が丘公園内にある、練馬区最大の草はらを守るボランティア募集!

認定NPO法人生態工房

基本情報

ここは練馬区で最大の草はら。その魅力を目一杯感じながら、草はらを守り親しむ活動です!ヌマトラノオ、ナルコユリなどの100種以上の在来植物や、東京都の保護上重要な野生生物種が生息しています。

活動場所
  • 東京練馬区 1−1 光が丘公園 バードサンクチュアリ (地図)

バードサンクチュアリの入口向かい側に広がる草はらです。
光が丘公園へは車でも地下鉄でも便利。公園は駅近でショッピングモールを通って歩くと広場があり、バードサンクチュアリが見えてきます。
アクセス:交通都営地下鉄大江戸線「光が丘」(E38)下車 徒歩8分、
東武東上線「成増」・東京メトロ副都心線「地下鉄成増」
(東京メトロ有楽町線「地下鉄成増」下車徒歩15分
駐車場(有料・1時間まで400円、251台まで)

必要経費

無料

活動日
  • 2025年11月22日(土)
  • 2025年12月27日(土)


11月22日(土)10:00~12:00<ササ刈り・外来草本の抜き取り>
12月27日(土)10:00~12:00

注目ポイント
  • 光が丘公園へは車でも地下鉄でも便利
  • 活動に2回参加すると、組合員の証「組合手帖」をお渡しします。
  • ボランティア参加の後、午後には光が丘公園で四季折々の散策も楽しめます。
募集対象
  • 社会人
  • 大学生・専門学生
  • 高校生
  • 小中学生
  • シニア

どなたでも参加できます(小学一年生以下は保護者の方とご一緒に)

募集人数

30名

募集詳細

事前申込不要ですので、現地までお越しください。

複数名での参加も大歓迎です!

※8名以上で申し込みの場合は、メールかお電話でお問合せください。


◆持ち物
作業できる格好でお越し下さい。

あれば軍手。

※夏期は帽子・タオル・飲み物などの暑さ対策、虫さされ対策、をお忘れなく!
★活動に2回参加すると、組合員の証「組合手帖」をお渡しします。

光が丘公園の一画に残っている草はらで、武蔵野台地の草地景観と、さまざまな生物を保全するための作業を行っています。そもそもこの草はらは、公園が開設された初期に、野生生物の保全区域として設置されたものです。しかし当工房が発足した1998年当時には管理作業が行われていなかったため、当工房が自主事業として活動を始めました。

すすき原っぱ 2005年には、これまでの維持管理作業に加えて、草はらを拡げる事業に着手しました。今はまだ小さな草はらですが、いつか広い草はらの風景の中で生きものを探したり遊んだりできることを思い描いて活動しています。

守らなければ、消えてしまう原っぱ

すすき原っぱは光が丘公園の一画にある小さな草はら。オギやススキが優占している、練馬区でもっとも広い草地です。100種を超える在来植物や、ホオジロなどの鳥類、コオロギ、ツユムシなどの鳴く虫が生息しています。公園が整備される前にあった植生(芝生を植える前の状態)を現在に伝えている大切な場所です。

すすき原っぱ概要




【参加者募集】草はらの日 11月22日

=============================



日時:2025年11月22日(土)
10:00~12:00(少雨実施)



内容:ササ刈り・外来植物の抜き取り



集合場所:光が丘公園バードサンクチュアリ観察舎前



参加費:無料



持ち物:野外で活動できる服装:長袖をおすすめ
帽子
あれば軍手(貸出あり)
飲み物



事前申込は不要



============================




11月は西区でササ刈りを行います。



すすき原っぱでは、ススキやチガヤ中心の明るい原っぱを維持しています。西区に生育するササ(アズマネザサ)は、放置するとササだけの群落を作るため、毎年この時期に刈り取ります。



参考ササ2016                    アズマネザサ(2016年)



また、並行して外来植物の抜き取りも行う予定です。
10月に抜きもらしたセイタカアワダチソウやアレチヌスビトハギを中心に抜き取りを進める予定です。




PA281443                    セイタカアワダチソウの花


特別な装備は不要、野外で動ける格好であればOKです。帽子は忘れずに!
沢山のご参加お待ちしております。

体験談・雰囲気

このボランティアの雰囲気

<過去実施内容①> 10月草はらの日

10月25日(土)に光が丘公園 すすき原っぱで草はらの日を開催しました。
前日までの曇り予報から一転、夜明け前から小雨が降り続く中、16人が集合しました。



ところが……最初の作業説明の途中、雨が本降りになってくるハプニング発生。作業は一旦控えて、皆で原っぱの状態や、生息する生き物を観察しました。



そのうち雨が小降りになってきたため、作業を開始しました。メニューは中央区のセイタカアワダチソウとキクイモの抜き取りです。



作業の様子                       作業の様子
                子どもはオオカマキリを発見していました



キクイモは地中に「イモ」(塊茎)をつけていました。これも、セイタカアワダチソウの根茎と同様、取り残すと新たな芽生えにつながります。根掻きで注意深く取り除きました。



お昼ごろから雨が強くなるのを見越して、11時頃の終了となりました。皆さん、雨の中お疲れさまでした!



PA250186                      成果と記念撮影!



今日抜いた外来植物2種は繁殖力が強く、放置していると大きな群落を作って在来植物の生育場所を奪います。また、今の時期は蜜や花粉いっぱいの黄色い花をつけます。この花が、チョウやハチなど、蜜や花粉目当てに花を訪れる昆虫を独占してしまいます。
抜き取りで外来種を減らすことで、在来種同士の関係を保全します。



来月の草はらの日は、11月22日(土)です。ササ刈りや、抜き残したセイタカアワダチソウの抜き取りを行う予定です。
ご参加お待ちしています♪


ーー

<過去実施内容②> 9月草はらの日

9月27日(土)に光が丘公園 すすき原っぱで草はらの日を開催しました。
今回は集まった23人で、西区に広がってしまった、アレチヌスビトハギの抜き取りを行いました。


アレチヌスビトハギは北アメリカ原産のマメ科植物です。
例年、9月ごろに花を咲かせ、実をつけます。

P9283303                今年は早い?すでに実を付け始めていた


この実が厄介、鞘の表面が衣服にくっつく「ひっつき虫」なのです。

P9273294              アレチヌスビトハギの藪に入ってしまうと……この通り
                   生地によってはなかなか剥がれない


集まった皆で簡単に並び、一方向に抜き取りを進めていきます。

P9273291                    一気に抜き取りを進める


もう一つ、この植物の厄介なところが、ゴボウのように深く伸びる根です。上手く抜き取らないと、根が地中に残ってしまい、また芽生えてきます。なるべく根を大きく取り除けるよう、根かきを使って丁寧に抜き取ります。根気のいる作業です。


順調に抜き取りは進み、12時に解散となりました。

P9273295                      お疲れさまでした!


ひとまず、西区で目に付くアレチヌスビトハギは抜き取りを終えることができました!
しかし、今回取りのこした根や、僅かに落ちた種からもまた芽生えるでしょう。繰り返し抜き取ることで、着実にアレチヌスビトハギを原っぱから減らしていこうと考えています。


一面に広がる外来植物は、在来植物の貴重なスペースを奪うだけでなく、隣の在来植物の花から、貴重な訪花昆虫も奪います。外来植物を抜き取ることで、その場所本来の生き物同士の関係を保全します。





特徴
  • 初心者歓迎
  • 友達が増える
  • 土日中心
  • 親子で参加できる
  • グループで参加できる

法人情報

生態工房の法人活動理念

  1. わたしたちの身近な場所の生物多様性を保全し、持続可能な社会を実現します。
  1. 人間活動にともなう生物多様性の損失を止め、回復させる社会を実現します。
  1. こうした社会を実現するために、適切な知識と技術を普及し、さまざまな主体と協働して課題解決に取り組みます。

生態工房の法人活動内容

STOP!アカミミガメ
STOP!!アカミミガメ
1.アカミミガメ問題とその現状
2.わたしたちの取り組み
3.わたしたちの提案
アカミミガメ問題Q&A
生物多様性
外来生物防除
施設の管理・運営
┗光が丘公園バードサンクチュアリ
かいぼり
┗井の頭池かいぼり事業
┗上尾丸山公園大池かいぼり
長野市信里地区 シナイモツゴ保全
植生管理
環境学習
解説活動
総合学習への協力
市民参加
武蔵野茅原組合 ~草はらの日~
「エコモニ」 生態工房生きものモニタリング
人材育成
インターンシップ制度
成果公表…報告集・出版物・成果報告会など                      

活動実績

1998年
​自然観察施設などで共に活動していた大学院生らによって設立

1998年

自然観察施設などで共に活動していた大学院生らによって1998(平成10)年に設立。
都立光が丘公園バードサンクチュアリの施設運営・植生管理・外来種管理等の受託や自主活動を通して知見の蓄積に努める。