尼崎市内で常設の中高生の居場所を始めます♪見守りボランティア募集!
一般社団法人enGrab(えんぐらぶ)基本情報
中高生に家庭や学校以外の選択肢を提供しています。サードプレイス、第3の居場所です。大人が自分時間をカフェで過ごすように、こどもが自分自身で過ごす場所を決める。過ごしたい場所の選択肢を増やします。
活動場所 |
住所は非公表としています。尼崎市内JR猪名寺駅、ショッピングセンターつかしん近くです。 |
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必要経費 |
無料 活動場所までの交通費はご負担をお願いします。 |
所属期間/頻度 |
活動頻度:月1回からOK 中高生との関係づくりのために、月1回以上定期的に関わっていただけると非常に心強いです。 |
注目ポイント |
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募集対象 |
常設の居場所で、中高生が日中過ごすための見守りをしてくれる方を募集しています。年齢不問。利用者は中高生のため、その子たちが自分らしく過ごすのを見守り、サポートしていただきたいです。 |
募集人数 |
10名 |
スキル |
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応募方法 |
こちらのページから応募してください |
募集詳細
3年前から行ってきた中高生の居場所「アマたまカフェ」の経験をもとに、尼崎市内の公営住宅(3DK)を借りて、常設の居場所をつくりました。みんなでDIYを行いました。R4/6月末から開室しています。
中高生のための場所をつくります。貧困や不登校、虐待、ヤングケアラーなど抱えている困難さにとらわれず全ての中高生を対象にしています。「こどもたちが過ごす場所を自分自身で決める」ことが大切だと考えています。それを大学生や大人が見守り、サポートできれば、こどもたちは社会への信頼感をもって、未来に希望をもって成長できると考えています。
毎回3人程のこどもが利用しています。テレビゲームをしたり、ボードゲームをしたり、エアガンでのサバイバルゲームをしたり、家庭菜園をしたり、ウーパールーパーを飼育したり、読書をしたり、食事を食べたり、裁縫や工作をしたり、夏祭りや秋祭りをしたり、こどもたちを中心にさまざまなことをして過ごしています。
実績を積み重ねるなかで、この活動は、尼崎市公式ホームページ内でも紹介されるようになりました。
①尼崎市公式ホームページ内で「思春期のこどもが使える地域の居場所紹介」に掲載。
②尼崎市公式ホームページ内で「子育てコミュニティソーシャルワーカー日記」に掲載。
その他、
③神戸新聞ホームページ内「<ひと探訪>思春期保健相談士 桑原陣さん」に掲載。
④尼崎経済新聞ホームページ内「尼崎で「ヤングケアラー交流会」 「日常から解放される時間」創出」に掲載。
体験談・雰囲気
このボランティアの体験談
かくれ家YokAには、3つの個室があり、ネットカフェのようにひとりで気軽に利用することもできるし、スタッフや他のこどもたちと交流することもできます。こどもの声を聴き、さまざまな過ごし方を提供しています。
先日は、草刈りをしたり、夏祭りをしたり、流しそうめんをしたり、花火大会に出かけたりしました。
こどもたちが安全に自分らしく過ごせる場所です。
このボランティアの雰囲気
若いスタッフとこどもでわいわい好きなことをしています。
特徴 |
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雰囲気 |
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関連大学 |
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男女比 |
男性:60%、女性:40% |
法人情報
enGrab(えんぐらぶ)の法人活動理念
一般社団法人enGrab(えんぐらぶ)は、10代の若者に対し、地域の多様な人々とのつながりの場を提供することで、彼らが自己肯定感を育み自身の未来を主体的に選択して生きていくことができる地域環境づくりに寄与することを目的とします。
enGrab(えんぐらぶ)の法人活動内容
具体的には、Twitterでの相談事業と中高生の居場所づくり事業に取り組んでいます。
Twitterでの相談事業では、「@engrab_ama」というアカウントを使用し、10代のための相談窓口を運営しています。思春期保健相談士、保健師、看護師、公認心理師、養護教諭の資格を有するスタッフが対応しています。全国各地の悩みを抱えた10代の方々から相談が寄せられています。
中高生の居場所づくり事業では、「アマたまカフェ(Twitterアカウント:@engrab_ama2)」という名称で、月2回、原則、第1・3土曜日(午後1時~5時)に塚口南地域学習館(尼崎市南塚口町2丁目31-26)で活動をしています。中高生が気軽に立ち寄れる遊び場です。子どもたちとお菓子を食べながら、ボードゲームなどをして楽しんでいます。学習支援も行います。対象は、尼崎市立大成中学校の生徒を中心に、近隣の尼崎市立立花中学校・塚口中学校、尼崎市立尼崎高等学校・尼崎双星高等学校、兵庫県立尼崎北高等学校、兵庫県立尼崎小田高校、及び園田学園中学校・高等学校の生徒です。
中高生は自分の悩みを言語化することが難しい子も多く、困りごとを悩みと自覚せず耐えている子もいます。私たちは、遊び場という楽しい場所での出会いをきっかけに中高生とつながり、たわいない会話から困りごとを探ってサポートします。また、いつか悩みができた時に相談できる大人がいるという環境づくりをしています。
活動詳細は、Facebook(「えんぐらぶ」で検索)をご覧ください。
ただ相談窓口をつくって待っていても、10代はなかなか利用してくれません。
僕もそうだった。相談するのはハードルが高いし、知らない人に相談するのって受け入れてもらえるか勇気がいるし、まずそんなとこどこにあるの?ってなかなかたどり着かないし、電話も緊張する。
そこで、SNSを使っています。twitterでは、FF外匿名でDMできるようにしています。
関係ができ会って話を聞いてほしいといったリクエストにも、尼崎市内であれば対応しています。
いろいろな機会を利用して、いつか困ったときにあの人に聞いてみようというつながりづくりに取り組んでいます。
取り組む社会課題:『若者の社会的孤立』
「若者の社会的孤立」の問題の現状
頼りたいけど、身近に頼れる大人がいない。
「こども・若者の社会的孤立」という社会課題があります。
貧困、児童虐待、不登校、高校中退、10代の妊娠。
子どもの生きづらさの背景にある「孤立」。
特に、思春期になると親や先生、友だちなど身の回りの人には相談しにくい問題を抱えることがあります。
それは大小問わず、命に関わることから、ほんの些細なことまで。
そんなときに、「あの人に聞いてみよ。」と頭に浮かぶ、頼れる大人になりたい。
実は日本では、虐待を受けていると考えられる子どもは12万人以上いて、不登校の児童生徒数は約12万人もいます。
日々悩みを抱え、そんななかでも懸命に生きる子どもたちがたくさんいます。
「若者の社会的孤立」の問題が発生する原因や抱える課題
それらの課題の背景には、「孤立」が影響しています。
あのとき、誰かに助けを求めていたら、結果は変わってたかもしれない。
けど、誰に助けを求めたらいいのか、何を助けてほしいのか、わからずつらさにただ耐えている子どもがいます。
私たちは、孤立には3種類あると考えています。
家庭での孤立。学校での孤立。地域での孤立。
家族がいても、一緒に過ごす時間がなくて会話がなく寂しい思いをしていたり、虐待を受けて苦しんでいる子どもたち。
学校のなかで、信頼できる先生や友だちがいなかったり、いじめられていたり、不登校の状態にある子どもたち。
貧困や非行などが原因で、地域とのつながりが薄れ、頼れる身近な大人がいない子どもたち。
子どもは孤立してしまうと、「自分なんて何で生まれてきたんだろう。」「生きていても意味がない。」「自分はひとりぼっちなんだ。」「誰も助けてくれない。」と思い、だんだん自分に自信をなくし、明日への希望を失っていきます。
自分に自信がなくなり、自分を大切にできなくなると、人に助けを求める力が弱くなってしまいます。
助けを求められないくらい元気がなくなると、さらに孤立し、困難が大きくなっていきます。
「若者の社会的孤立」の問題の解決策
だから、僕たちはその子をみつけ、つながりをつくり、離さない。その子がまた元気を取り戻し、明日への希望をもてるように並走したいと思っています。
活動実績
もうひとりにしない。 社会的孤立を防ぐため、困難を抱える若者を支援するためのシェアハウス開設に向けて準備を進めています。
2020年06月13日
一般社団法人enGrab(えんぐらぶ)では、10代のための相談窓口をTwitter(@engrab_ama)で運営しています。相談には保健師や看護師、思春期保健相談士などの専門資格を持つスタッフが対応しています。開設から3年、これまで北は秋田県から南は大分県まで、全国各地の10代の若者からの相談に応じてきました。メッセージのやりとりは7000件を超えています。なかには1年以上、毎日のようにメッセージのやりとりをしている子もいます。
私たちが大切にしていることは、つながり続けることです。児童虐待や若年妊娠、家庭不和などの困難を抱える若者に共通していることは、家庭にも学校にも地域にも頼れる人がいないという社会的孤立という問題です。彼らを支えるためには、単発の悩み相談では不十分だと痛感しています。そうした課題意識から、私たちは彼らが新たな居場所をみつけることができるまでつながり続け、彼らの一時的な居場所になることを大切にしています。
相談窓口で出会った19歳の少女は、親に虐待を受けているにもかかわらず、親のことを好きで親を悪者にしたくないという思いから児童相談所などへの相談をせずに苦しさに耐え続けています。心の中ではこのままではいけないとわかっているようですが、家族以外に頼れる人はおらず、虐待をするような家族でさえも失ってしまえば、完全にひとりぼっちになってしまうという孤独感や不安感から行動を起こすことができず、苦しさに耐えています。残念ながら、今の私たちは、少女の気持ちを尊重したうえで、苦しみから救い出す術を持っていません。
そこで、私たちは新しい試みの実現に向け、準備を進めています。それは、若者を支えるためのシェアハウス開設です。場所は兵庫県尼崎市を予定しています。そこで、困難をかかえる若者に、衣食住と安心できる居場所を提供します。公的機関ではできない若者のニーズに応えることができる支援を提供し、彼らと伴走していきたいと考えています。ただ、シェアハウスを運営するためには、お金と人手が必要になります。この活動に共感していただける方々にはさまざまなかたちで応援いただけると幸いです。応援よろしくお願いします。