しかし、現在、変化を恐れる政府などにより、世界中で声を上げる権利が制限され、人びとの要求が抑圧されています。アムネスティは、これを緊急な対応が必要な人権危機と捉え、人びとの声を守るためのグローバルキャンペーン「Protect the Protest」を推し進めています。
そこで、今回は「声を上げる」をテーマに考え、行動してもらうワークショップを行います。
最初に、アムネスティの元アジア調査員パトリック・プーンさんを講師に迎え、弾圧される世界の声とその声を守るためのアムネスティの活動についてお話しいただきます。そして、現在も声を上げ続けているLady Liberty HKのアリック・リーさんを迎え、アートを通じて香港民主化デモを支援してきた活動と声を上げ続けることの意義について語っていただきます。
■ アリック・リー(李 伊東)さん 2017年、東京大学にて工学修士号を取得。2019年の香港民主化デモの際にLady Liberty HK(レイディー・リバティー香港)を設立。同団体の創設者・代表理事として「香港民主の女神」の像の制作などクリエイティブな手段で運動を支援し注目される。現在、世界中でアートを中心とした展示会やアドボカシー活動を展開し、香港民主化の闘いを世界(主なターゲットは在外香港人)に発信している。2023年から日本香港民主連盟(現在Lady Liberty HKに統合)の常務理事として日本での活動も積極的に広げてきた。